「ふむ、早く来い。そなたがおらぬとつまらぬ」



打ち解けたけど、やっぱり十六夜さんが居ないと駄目か。そりゃそうか、今まで敵として対峙してきたんだし、十六夜さんに対して、皆に対して後ろめたさとか感じるよね






「桜見に行きたいんです」


「あるではないか、ここに」


「ううん、別の場所の...」




俺をみて笑う十六夜さん。




…その笑顔で分かった。たぶん俺と出逢った寺の


「俺たちも行く!」


「うん、行きましょうか」



先に歩き始めていた十六夜さんと璢美苓についていく


「どこに行くのだ?」


「着いてからのお楽しみ」


気分は最高だよ



だって俺だけが知ってるんだもん