十六夜はあんな暴力的に解決した獅蛇に呆れていたがそんなのを気にしていないのが約一名...



「おぅおぅ、たまには妖怪に従うのが賢い生き方だ」


さも偉そうに、と川上は獅蛇を恨めしそにみて、式を飛ばしている


一羽に川上、一羽に獅蛇、そしてもう一羽に十六夜と璢美苓



璢美苓は傷を負っているため十六夜が何とか支えている



式は急いで飛んでいる



そういや目玉は、と思いだした獅蛇が辺りを見渡すとちゃっかりと獅蛇の鳥に乗っていた




―――



本家の近くまで乗ってきて川上は帰っていった。妖怪と馴れ合うつもりは無いし況してや百鬼夜行総大将と顔を合わせるなど命が無くなる、と泣き叫びながら



「あれで未来の陰陽師か?大丈夫か、あれで。根性なしじゃないか」