「そういうお前は何かすんの?」


そう聞かれた琉威は戸惑いながらも過去を話した。ずっと冷めていたが十六夜のお陰で普通の親子になれたことを



「だから花をプレゼントしようって思ってるんだ」


「ふーん、…おっ!俺は気持ちを伝えるだけにする」


「そっか」



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二日後



「お袋~」


「ん?」


自室で何か書き物をしていた十六夜は手を止めて桜李に向いた



「あれ、親父は?」


「出掛けたよ…どうしたの?」



天堂が居ないなら幸いだ。いつも十六夜の取り合いになるからだ



「ちょっと一緒に来てくれねぇか?」


「?いいわよ」