「十六夜様はもうすぐ帰ってくるぞ」


夜、月映山に来ていた



顔を出した俺たちに久しぶりに会った翔炎が告げた



「ありがとう」



すると神楽や蓮華たちも来てみんなで久しぶりに話した。最近どうだ、とかいろんな妖怪がいる…とか幅広く話をした





「あ、居るね。じゃあ行こっか」


帰ってきた十六夜さんは開いた襖からひょっこり顔を出して笑った



「本当に大丈夫ですか?」


心配そうに蓮華は立ち上がり十六夜さんに駆け寄る


「うん、あそこはそう簡単には入れないから琉威たちに危害を加えることは無理に等しいし...何かあったら私がみんなを守るから」



と俺たちを安心させるように言った