「んで?祝言は?」
「明日なの…」
「明日!?そりゃまた急だな………まぁ行くわ、楽しみにしとく」
腰をあげた獅蛇に十六夜はびっくりした
「え、来てくれるの?」
「あ?来てほしくねぇなら行かねぇよ」
首を振って笑った十六夜は立ち上がった
「ううん、嬉しい…待ってる」
おう、じゃあなと帰って行く獅蛇を十六夜は見えなくなるまで見送っていた
―――幸せになれよ
―――...........次の日の夜
天堂は紋服に着替え、先に座敷に現れ腰を下ろした
威厳があるその姿は百鬼たちの憧れとなり、さらに尊敬の念を抱かせた
縁側を歩く音が聞こえてきた

