心で諦めた、
その時――
ドカンッ
障子が開く音がした
「ってめぇは!!」
天堂の声がしたと思ったら香弦が上から消えていた
「大丈夫か!?」
裸に近い十六夜を抱き起こし、着流しを着せて自分の着ていた羽織を脱ぎ、十六夜に掛けた
そして力いっぱい、痛いくらいに十六夜を抱き締めた
「もう安心しろ大丈夫じゃ......遅くなって悪かった」
天堂の胸に頭を預け弱くふるふると横に振る
「ワシんとこのだな......己の欲にまみれて、自業自得じゃ」
十六夜のせいじゃねぇ、と頭と背中を撫でる
十六夜の身体から力が抜けていく

