「総大将、早く十六夜様連れて来てくれよ?」
「最近よく連れ出してたからな~。少し間あけた方がいいじゃろ?」
「いやいやいや…どうします?」
いやいやいや、と言った小鬼が指を組んで涙ぐむ。そして…
"どうして来て下さらないのかしら。あなたなしでは生きていけないというのに…天堂様、お慕い申しております"
それを聞いた天堂は顔をぶわっと真っ赤にして両手で覆って百鬼たちを爆笑させた。恥ずかしさと嬉しさに悶絶…両手で覆ったまま天を仰いだ
「硬派な男程純情、純粋なんだな?」
「こんな総大将見たことない…総大将を骨抜きにする十六夜様はすげぇな」
皆でしばらく楽しんでいると雪梛がものすごい勢いで帰って来た
「雪梛、どこ遊びに行ってたんじゃ?」
「いーちゃまがっ、いーちゃまがっ」
雪梛の様子に神楽は慌てて中から出て来て、天堂は枝から飛び降りて来た

