留年て、あの留年? 「嘘、だろ?」 「こんな大事なことで嘘なんかつかねえ」 「でもテスト受けていい点とればっ...」 「そのテストで点とれなかったのはだれだよ」 べっちは項垂れて額を押さえた でも 「まあ、でもあと一年一緒だね」 と俺が笑うと 「そ、そうだね」 「だな」 「ま、仕方ないわな」 「.........」 べっちをみると呆れたような顔をして笑っていた