その声に振り返ると水着を着た琉威たちが嬉しそうに走ってきた




十六夜の存在を知る者だけが十六夜を認識できる



「あら、琉威たちも来てたの」


十六夜は立ち上がりながら琉威たちに問う



「うん、本当は十六夜さんも誘おうとしてたのに、ずっと帰ってこなくて会えなかったから諦めたんだ…」



若干拗ねたように言う琉威に十六夜は苦笑いして謝る



「ごめんね?ずっと忙しくてゆっくり時間がとれなくてね…」




「ううん、会えたからよかった!」




「本当偶然だよな!マジ嬉しい!」


「何なら一緒に来ないか?」



十六夜が来ていて会えたことに皆喜んで涼と優希はとび跳ねている