「どうしたの?十六夜さん」 琉威が十六夜を見るが、十六夜は曖昧な笑みで、悟ってと願うばかり 十六夜が困った顔をしてじーっ、と琉威をみると琉威は悟ったようだ 「毎日一杯は飲んでくださいっ」 それを聞いた十六夜は十夜にみられないように俯いた すかさず琉威は助け船を出す 「ね、ねぇ、十夜。十六夜さんには薬湯もだけど消化のいい食べ物のほうがいいんじゃないかな」 「あん?お前はこれに変なモンが入ってると思ってんのか」 「いやっ、そういうわけじゃないけど、」 十六夜は琉威だけに苦笑い……