十六夜さんが天堂さんと入れ違いに入ってきた すれ違うとき天堂さんが何か言ったように思った 「あ、遅くなってごめんね」 前よりずっと疲れたように笑う十六夜さん 「十六夜さーー」 「十六夜様っ」 と誰かに遮られた この声は烏丸だ すると庭から烏丸がぱさぱさと飛んできた 「ゆっくりお休みなさいませ、なにせ今日は遠出でしたから」 「...ありがとうね」 十六夜さんの返事を聞くと烏丸は頭を下げて飛んでいった