『…っ…ぅう…っ』 独りきりの部屋では、 あたしの嗚咽のみが響く。 あたしは、なぜ泣いているのだろう。 普通に学校にいって、 塾にいって、親と話して。 どこに泣く要素があるのだろう。 こんなのは今日だけじゃない。 毎日、毎日。 あたしは意味のない涙を流すんだ。 そして涙が止まる頃には、 眠りについているんだ。 あたしは自身が分からない。