恒例となっている、先輩達との挨拶という儀式を毎朝続け、高校最初の期末テストが終わると、夏休みに入った。 それでも全く寂しく感じないのは、部活で先輩達と会えるからだろう。 そして今日も、半日の部活が終わった。 「お腹空いた〜」 「帰り、どこか寄る?」 そんな会話をしながら、私は友人と階段を降りていた。