父親に体をあちこち触られている当のキズナは、気持ちいいのか喜んでいた。



「ラヴ〜!俺もキズナと遊びたいよ」

「後でにして下さい」



ラヴはレオンに見向きもしないまま答える。


レオンはふてくされたまま散らかってる本を手に取った。




「…うーん…こういうの読んでると眠くなる。アキ膝枕して♪」



レオンがアキの膝に頭を乗せると、ラヴはアキを抱き上げる。


レオンは床に頭から落ちた。




「いたーい!ラヴはキズナと遊んでるんだから今くらいアキ貸してよ!!」

「ダメです。アキの膝は私の頭しか乗せてはいけません」

「もー!ラヴはアキの事になると子どもになるんだから!!ね〜キズナ」




レオンはテレビの前で両手をピョコピョコ動かすキズナに問い掛ける。




「さて、次はアキに構う時間です」

「ラヴが甘えたいんでしょ」

「バレてしまいましたか」