「安心したらお腹が空きました」



元気を取り戻したラヴのお腹が鳴る。



「じゃあ今から作るからリビング行こうか」

「はい」



2人は部屋を出てリビングへ向かった。


1日ぶりに、エンドロール家には何かが焦げた匂いが漂っていた。



ラヴはそれを嬉しく感じる。




「アキ、私はあなたがいないとダメなようです。私もアキにとって、そんな存在でありたい」



ラヴはアキの寝顔に呟いた。





こうしてたった1日だけだったが

ラヴにとっての『アキ長期不在事件』が幕を閉じた。