「カレーなら簡単そうですね」


カレールーを手にとるラヴ。

子ども達もカレーに賛成をした。



「でもカレーの具ってなんだ?」



アシュリーがそう言うと4人は考え込む。




「みんなが食べたいのを入れればいんじゃない?カレーなら何が入ってても美味しいよ、きっと」



レオンがそう言うと、4人は食べたい材料を探しに行った。


ラヴは紅茶の葉、アシュリーは惣菜の唐揚げ、サミュエルはチョコレート、レオンは苺を持ってきた。




「これカレーじゃなくね?」

「まぁまぁ♪新しい美味しさが見つかるかもよ」



男達は空腹の為、何でも良くなっていた。


会計を済ませ家路を急ぐ4人。




「レオン、危ないですよ!道路に出てはいけません」



空腹過ぎてフラフラ車道を歩くレオンを叱るラヴ。




家に着き、台所に向かった4人は早速調理を始める。



「じゃあ俺、苺切るね♪」


レオンは包丁を手に取り、苺を切り始めた。


慣れない手つきで苺を切るレオンは、指を切った。



「いったー!!」

「…包丁持ってすぐに指を切る人がありますか。先が思いやられますね」

「ぎゃはは!レオン、だっせー」




騒がしい声と共に、キッチンには異様な匂いが充満していた。