ヴァルキュリア イン キッチンⅡeternal



 数日後―――。



 冬の新作メニューも正式に決定し、なんとか仕事の山が一段落した。




「久しぶりに飲みに行くか」




 早めに仕事が終わり、一条が上機嫌に奈央に訊ねてくる。



「そうですね、新作メニューのお祝いを兼ねて」




「なんだお祝いって、いちいちそんなのいらねぇよ」



 そう言いつつも内心嬉しそうにしている一条の横顔を、奈央は微笑ましく思った。