「……ん」


 凍りつくような寒さで奈央は身震いすると、それと同時にぼんやりと沈んだ意識が戻ってきた。


 冷たいフローリングに転がされてゆっくりと身を起こそうとするも身体の節々が軋んで痛い。


「いった……」