本当のキミ

でも…前がふさがれてて
外に出れない…


どうしよう、息苦しい。


そう思っていると
水姫が何気なく道を作って開けてくれた。


私は騒いでる空気を乱さないように
こっそりと輪の中から教室に入った。


ふぅーー…


一度息を一つ吐いたあと

水姫に向かって
『ありがと。』

と片手を顔の前につけて
言った。


水姫は笑いながら首を振って

「ううん!大丈夫?」

逆に心配してくれた。

私は
『ん。』

と苦笑いして席に向かった。