本当のキミ

え…

そうだった…
夏向だけじゃない…
こっちも聞かれるに決まってる。


私は頭を冷静にして
少し興奮したように目を輝かせて
さっきの話どうりにみんなに話した。


あーあ…
目立ちたくなかったのに!

みんなの反応は予想通り…

「やっぱさすがだね!」(わたしが考えたシナリオだけどね。)
「理想の人!」(あなたにはなれなさそうね。)
「結婚してぇー!」(男同士で?)
「ずりーぞ!俺も助けられてーよ!」(別に助けられてないし。)

聞こえた言葉ごとに突っ込みを入れながら
実際見せてる顔は困ったような笑顔。

『私もびっくりしてるの!先輩噂通りすっごく優しくて!』

などと言って、私から話を逸らした。
みんなは狙い通りに先輩のことでもちきり、
私のことは忘れてる。


ホッ…

よかった。