本当のキミ

【菫side】

私は学校について、
彼を探した。

あ、見つけた!
彼も何かを探しているように
キョロキョロしていた。

その時ふいに目があった。
彼も私を探してた?

そして私は彼のほうに歩きだした。
すると…

グイッ!

急に腕に圧力がかかり
目の焦点が合わなくなる。

腕を引っ張られたらしい。

私は反射的に体を支えて
つかまれた腕のほうを向く。

男子!
まず思ったのはそこだった。
パッと
その腕をたどって顔を見た。