本当のキミ

「大丈夫。勘違いしないでね、あくまでも“今日は”だから」

そういわれて笑えてきた。

でも、よかった。
本調子みたいだな、、、

お礼も言いたいけど…

また蒸し返すのも
何だよな

俺はあきれた表情をして
『わかったよ。』

じゃあ、今日は帰るか

『じゃあな!』
と椅子から立ち上がり
立ち去ろうとした。

が彼女の「あ!」
という大きな声で呼び止められた。


??
聞き損ね?

不思議に思って
『何?なんかあった?』

と聞いた。

彼女はカバンをあさり
中から小さな紙袋を取り出した。

それをチラッと見て

俺に差し出した。

条件反射みたいに受け取った。

なんだ?これ…プレゼント?
なんで?

『何これ…見ていいの?』

と聞いた。