本当のキミ

『この部屋こんなに広かったっけ…』

もしかして部屋間違えたんじゃ…?


そんなこと思ってみても、横目に映る私のものは隠しようが無い。


どう見ても私たちの部屋。


かのんちゃんは綺麗に片付けてたのに…なんでこんなに広く感じるんだろう。


なんで…


なんでかのんちゃんは、いないんだろう。


まるで存在しなかったかのように、そこにはかのんちゃんのものが何もない。


『な、んで…』

小さくつぶやいて静かにかのんちゃんが使っていたベッドに近づいた。


『っ…』

これ…

手紙…?!