本当のキミ

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全力疾走で走った私は、
いつの間にか庭へ出ていた。

追いかけてこない…か…

何期待してるんだろうな、私。


……


しばらく歩いて

上がった息が整い始めて、冷静さを取り戻すと、
かのんちゃんの顔が思い浮かんだ。


信じてたのにって言った後のかのんちゃんの顔…
何かを思い出すような、戸惑った顔だった。


やっぱり、思い当たる節があるんだ。


そう思えた。


私は、ことごとく人から裏切られるみたい。
今度は深入りしすぎたかもしれない。

私が悪いのかもね。

嫌になる人間なんだよね。

最初から、同情だったんだもんね。

そうやって必死で感情を抑えて、自分を保った。