本当のキミ

「本当に、菫ちゃんって誰とでも仲良いよねー」

帰り道3人で一緒に返っていると
一人の友達が、突然言ってきた。

『え?そっかな…?』

「そうだよ!」

もう一人の子も話に加わってきた。

「菫は、みんなの事信頼してくれてるから、私たちも信頼できるからさ。」


『えへへ。そうかな?照れちゃうよ。』

照れて俯くと

「あはは、かわいいー!」

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―――――――
なんて会話をしていると、いつの間にか家が見えてきた。

『じゃあ、ね!ばいばーい!また明日。』


「「ばいばーーい!」」


手を振って別れを告げると、

私は、扉に手をかけて、思いっきり引いた。

ガチャ、ガチャ…

『ぁ…』

そこで、思い出した、今日お母さん、遅いんだっけ?