本当のキミ

そんな俺たちを見て、
優しく笑うと、

「相変わらず元気ねぇ、二人とも。」

そして、一緒にリビングに向かいながら
春奈に向かって…

「夏向、今日塾でしょ?準備した?」

そして、答えるのは春奈

「うん、今からやるよ!」

完全に俺になりきってる。

母さんに見えないように俺たちは二人笑い合った。

「はるなぁー、手伝ってー!」

台所から、母さんの声がして、俺が答える。

『はーい!』
「頑張ってねー、は、る、な。」

春奈が俺の顔で意地悪そうに笑う。
俺はべーと舌を出しながら台所に向かった。

―――――……
  ―――――――…