本当のキミ

『ふぇ…!』

あまりにもタイイングがよすぎて変な声を出してしまった。
どうしよう…

すっごく嬉しい!

ついニヤけてしまった。

「ん?どーしたの?」
『いや、なんでも…』

えへへ、なんて言ってごまかした。

「ね、家どこのへん?送ってく!」

ドキッ…

うわぁ…漫画みたい!

でも…

『あの…ここなんだ…』

私は目の前の家を指さした。
あぁ…なんでここなの…?
もう少しだけでもいいから遠ければよかったのにな…

「え!え!え?…そうなんだ!あはは!びっくりしたー!はは!バイバイ!また!」

ほっ…
悠真が明るくしてくれたおかげで気まずくなかった。

私も満面の笑みで微笑んで

『ありがとう!またね!』

そう言って私は家に入った。