本当のキミ

ん?
今声がした気が…
考えすぎかな?

と思い、もう一度悠真の方を振り返った…

『ひゃあーー!』

なんとすぐ目の前に

悠真

空耳じゃなかったの!?

「えっと…大丈夫?見ただけで悲鳴あげられると地味に傷つくよ…」

悲鳴を上げた私にびっくりしている

『あ、ごごごごごめん!』

「あはは、いいよいいよー!俺呼んだんだけど気づかなかった?」

すぐに笑顔になりながら答えてくれた。
優しい…

『あ、えーっと、うん!気づかなくて、あーっと考え事してたから!』

あなたに話しかけようか迷ってたなんて言えないよー!

あーどうしようどうしようー…

なんて考えてぼーっとしてると

「大丈夫?」

悠真が私のかおを覗き込むように下から見てきた。
その行為におどよきとっさに後ろに下がろうとしたとき

がつッ…

『きゃっ!』

石につまずいてよろめいた。