本当のキミ

____昼


仕方なく、私は水姫に説明して
みんなにはうまくいってもらった。


軽く小走りで
裏校舎に向かった。

タタッ…
後ろから私のペースと同じくらいの足音が聞こえたけど
気のせいだと思った。

つくとそこにはもう菅原君がいた。

私が水姫に説明している間にすでに来ていたらしい。

背中を向けてぶつぶつ暗示のような何かを言っていた。

『す…菅原君?』

私の声に反応して背筋が伸び、
私の方を振り返った。

「あ、えっと…来てくれてありがおっ…ありが…とう。」

「『………』」

沈黙にたえれなくなったのか菅原君が焦ったように口を開いた。

「答え、決まった?決まってるなら教えてほしいんだけど…」

まあ、そうでしょうね。
期待させちゃったかな?
今さらだけど、あからさまに言いずらそうに
口をもごらせた。

ちらっと上目づかいに菅原君をみて
一瞬傷ついた顔が目に入ったが
気にせず、すぐに

『ごめんなさい!』

勢いよく頭を下げた。

菅原君の顔を見ると
いろんな感情が入り混じったようなそんな顔があった。

こういうときの人の心情って読めない。
何考えてるんだろう…?