重太郎と美夜が立ち去った後。

龍馬は、追い掛けようとして足を踏み出すが、加尾に腕を捕まれる。


「…どうしてです??二人になれまたし、また龍馬様のお話、聞かせてくださいな。」

そういう加尾の表情が、あの、引きはがされた日と重なってしまい抗えなかった。

そして、龍馬は加尾に色んな話をした。


あれから、こうなったとかあぁなったとか。

全部全部、話した。


美夜の事以外だが。