-涙雨-

五神ってなんだ…

「この世の神の存在…って言ってもおかしくない…ぐらいの存在…」

………っはっ…

「そんな存在が何で仄華にとりついてんだ?」

「とりついてんじゃないよ。こいつの中に魂ごと入っているんだ」

「魂ごと…」

「そう、魂ごと。」

「だからねぇねは、普通に生活できなかった」

「何を言う妹。あいつが苦しんだ理由は簡単だろ?」

「早く私達に身体くれなかったから♪」

…………

「黙って聞いていれば理不尽な事ばかり言いやがって…仄華が身体くれなかったから…当たり前だろ…仄華の身体は仄華の物だからな…あんたらにあげる理由もない。神だからなんだ…自分達が1番偉いとでも言うのか…あんたらが1番偉かったらこの世は終わってるよ…」

「よく言ってくれた…柳さん。」

「琴音…」

「お久しぶりです。」

「すまない…仄華を助けられなかった…」

「大丈夫です。まだ助ける方法はあります。無くても無理矢理つくって助けて見せます。」

「頼もしいな」

「そんなことありません」

「まじ勝手に出てくるな。琴音。邪魔」

「それじゃあ私達は行くね♪バイバイ♪」

「仄華!!!!!!」