-涙雨-


何から話せばいいんだ…

「まず、質問するぞ。柳。あの子はどこで拾ってきた。」

「昨日は道路に倒れてたから。今日は公園で小っちゃくなって座っていたから。」

「はぁ…お人好しが…で、なんであの子は誘拐したほうがいいんだ?」

「仄華は家庭で虐待を受けてるかもしれない…体中に痣がある。」

「まじかよ。そうゆうことか。まぁなんとなくわかった。」

さすが兄貴だな、話が早い。

「もういいよ~話し終わった?」

「あぁ。どう?仄華の様子?」

「うん。熱も結構高いし、怪我とかもあるけど、一時休めば治るよ。」

「そうか。よかった。」

まぁ…一安心だな。

「それよりどうするの?あの子の話も聞かないとこれからの話進まないよ。」

さすが姉貴。今まで俺たちを育ててくれただけあるは…現実を見てる…

「まずは、あの子が起きるのをまとう。」

「あぁ。」

早く起きてくれよ……………仄華

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