野獣な執事とワンコお嬢様

【ヒョウ】



やっと帰国できた俺には、山のような仕事が待っていた。



あっちでルークに俺の執事としての流儀を伝授してやったら、なんだかカレンとくっついたみたいだし。



こんな面倒はもうごめんだ。



おかけで寝るヒマもない。



「ヒョウ、ヒゲヤバい…」

「うるさい、理時」

「風呂入った?」

「今いいとこ。黙れ」

「はぁい」



技術的なこともやってる俺には、1ヶ月の休暇はかなり響いた。



数字と向き合い、次々に仕事を進める。



申し訳ないと思いながらも、タマキさんに琴音を託して会社に泊まり込み。



もう4日目…。



研修中の理時がコーヒーをくれ、それを飲んでまたがんばる。



昨日、寝たか?



なんだか眠い…。



目が疲れた…。



「龍蔵さん、帰ります」

「えっ、困る…」

「風呂入りたいんで」

「会社のシャワー室使えばいいよ」

「あんた鬼だな。俺はロボットじゃねぇ」

「あははっ!!ヒョウの素が出てる~」



話にならん…。