野獣な執事とワンコお嬢様

時間ができたら1回戻れと言われたまま、あっちに帰ってないから…。



またクリスマスは一緒にいられないかも。



「お嬢様は何か欲しいものはないんですか?」

「なにもいらない。ヒョウがいれば…」

「ムリを言わないでください」

「また離れるのヤダぁ~!!」



そう言われたけど、冬休み直前、俺は琴音をタマキさんに託して龍馬様のところへ戻った。



「ご無沙汰しております、龍馬様」

「やっと来たね」

「遅くなってしまい、申し訳ありません」

「琴音に文句言われたんじゃないか?」

「泣いてすがりつかれました」

「あははっ!!さすが琴音だ」



悪いと思うなら呼び出さないでもらいたい。



琴音は今頃泣いてるかも。



「そして、お前を戻した理由だけど」

「はい」

「知り合いの娘さんの面倒を見てくれないか?」

「お断りさせていただきます。執事は琴音限定のものですので。絶対イヤです」

「言うね…」

「そもそも、執事なんてやりたくないんですから。琴音をくれるからという条件を受けただけの話で」



死んでもヤダ。