野獣な執事とワンコお嬢様

甘えモードのヒョウに、コーヒーを…どうやってやるの?



「あの、ヒョウ…?」

「ん~?」

「コーヒーってどれ?」

「カップ出して、茶色い缶に入ってるインスタントコーヒーの粉入れてポットのお湯注げばいい」



ヒョウのマグカップを出した。



茶色い缶…。



中を開けるとコーヒーの濃い香り。



きっとこれだ!!



適当にカップに入れた茶色い粉とお湯。



コーヒーできたよ!!



人生初コーヒー!!



「ど~ぞ~」

「ん、どうも」



あたしが差し出したコーヒーで、一瞬メガネが曇った。



フーッと冷ましてからひとくち。



「濃っ…」

「おいしくない?」

「濃すぎんだろ…。どんだけ入れたんだよ」

「カップの3分の1くらいだけど…」

「バカか!!こんな濃いの飲めるわけねぇ。やりなおし」

「はぁい…」



粉が多すぎたのか…。



次は少な目にして出した。



「よし、うまい」

「へへっ」

「もう少ししたら構ってやるから待っとけ」



優しいヒョウ、大好き。