野獣な執事とワンコお嬢様

そうか。



信じないとダメなのか…。



今までは俺がやってきたことも、全部じぶんでやるんだよな?



それが成長だよな?



「わりぃ…」

「ふふっ…」

「なんだよ…」

「相変わらず心配性だなぁって」

「うっせぇよ。じゃ、メシまでには帰る」



すっげー寂しい。



本当に俺なんかいらないんじゃないか?



教室に戻り、ジョーたちの元へ。



「ヒョウ、キツそうだね」

「んなことねぇから」

「そう?僕には好きで好きで、今すぐどうにかしちゃいたいって顔に見えるけど」

「バカか」



その通りだよ。



だけどコレって、俺たちには必要な試練なんじゃないかと思う。



きっと、俺にも我慢が必要なんだ。



「有栖川、俺がもらっちゃうよ?」

「やってみろっての。完全犯罪が見てぇならな」

「冗談だって…。ヒョウって有栖川のことになるとマジだよな~…」

「っせぇよ、理時」



俺も俺で、ちゃんとしなきゃ。



琴音が頑張ってるんだから、俺もやらなきゃ。