野獣な執事とワンコお嬢様

新しくできた友達と話してる琴音に近づいた。



「琴音」

「えっ!?な、なに…?」

「ちょっと」



寒いベランダに呼び出すと、クラスのヤツらがこっちをチラチラ見てる。



『別れたんじゃないの?』



そんな視線。



「今日、ジョーたちと遊んで帰っていいか?」

「別にいいけど…。まさかそれで?」

「ん、早めに帰って仕事はする」

「大丈夫だよ。たまにはゆっくり遊んできなよ。あたしもチサちゃんと買い物行くし」

「買い物!?金あんのかよ。カードじゃなくて…」

「あるよぉ~…。最近は一応ちゃんと現金持ち歩いてるもん。心配しないで」



ニコッと笑った琴音。



俺の手から離れていく…。



当たり前のことを、当たり前にやる…。



琴音が成長してるんだ…。



「気をつけろよ?なんならアゲハ…」

「平気だって。なんかあったら電話するし」

「誘拐されたりストーカーとか…」

「ヒョウ、あたしを信じてくれないの?」



それは…。