野獣な執事とワンコお嬢様

【ヒョウ】



冷たくしても、琴音は離れない。



琴音が過呼吸になったのは俺のせい。



慣れないことして、疲れてるのも俺のせい…。



あの言葉に、正直傷ついた。



嫌われた方が楽になれる気がした。



あのまま残ってほしいと言われた研究。



2週間はやっぱり短くて。



だけど楽しい時間を過ごさせてもらった。



帰る前、龍馬様と話した。



『琴音とケンカしたみたいだね、ヒョウ』

『わたくしが悪かったんです』

『カワイイ娘をあんまり泣かせないでほしいよ』

『申し訳ございません…』

『ヒョウ、あの子も成長しないとダメじゃないか?』

『えっ…?』

『今のままだと、お前がキツくなるよ。あの子は、お前のために何か頑張ってるかい?琴音は弱すぎる。少し、考えた方がいいかもしれないね』



俺のためにならない。



そう言われた気がした。



前にタマキさんにもそう言われたことがあった。



俺が辛くなるって。