野獣な執事とワンコお嬢様

ヒョウはどんなクリスマスかな?



連絡は来ない気がしてたから、あたしからもしないけど…。



『メリークリスマス』



それだけメールで送った。



即鳴るケータイ。



「も、もしもし!?」

「泣いてねぇか~?」

「泣いてないよ…。だけどヒョウの声聞いたら泣きたくなってきた…」

「オイオイ、それじゃあ電話した意味ねぇだろ。周りうるさくね?」

「みんなで騒いでたよ。アゲハがシズちゃんに捕まってておもしろいの」

「ならよかった。じゃ、俺は戻るから。泣くなよ?」



うん、泣かないで頑張る。



ヒョウ、元気そうでよかった…。



パスポートが間に合いそうだよ、ヒョウ。



会ったら抱きしめてくれるかな?



「琴音~、ケーキ食べるよ~」

「うん!!センちゃん、サンタさんあたし食べたい!!」

「じゃああたしトナカイ!!」



騒ぐだけ騒いで、楽しかったクリスマス。



家に帰ると、アゲハは一気に脱力。