野獣な執事とワンコお嬢様

冬休み、一緒にいられるの?



「クリスマスは何がご所望ですか?」

「一緒にいれたら…それで…」

「そうですか。では勝手に考えて用意します」

「いらないよ…?」

「あげたいんですよ」



ヒョウ。



あたし、本当にヒョウと離れられる気がしない。



ダメなことだってわかってるのに、喜んでる…。



食堂にはお兄ちゃんと雪乃さんの姿。



挨拶してからイスに座った。



「2号、クリスマスなんだけどホテル取れない?雪乃とふたり」

「どうでしょうね。叔父に聞くだけ聞いてみます」

「特別なことがした~いだけだからムリは言わなくていいよ。2号は本場のクリスマスか~」

「いえ、やめることにします」

「なんで…?」



ニコッと笑ったヒョウに、お兄ちゃんは何も言わなかった。



学校へ向かおうと、カバンをとりに部屋へ。



「琴音」

「どうしたの、お兄ちゃん」

「お前が言ったの?行くなって」

「えっ…」

「ワガママも大概にしろ。2号を潰すようなことして満足か?」



お兄ちゃんが本気で怒ってる…。