タマキさんが出かけ、まず龍蔵さんが帰宅。



秋だというのに裸で寝ようとしてる…。



パーマのかかった長い髪をかきあげ、セクシーさ大盤振る舞い。



よく見りゃ、すげーカッコイイんだな…。



「雪乃さんと仲直りはできたのですか?」

「ん~、別れたよ」

「えっ?」

「俺の浮気癖が治んないからって見切りつけてお見合いするってさ~」

「それでよろしいのですか…?」

「よろしくないねぇ~。雪乃はやんないよぉ~」



ヘラヘラしてる龍蔵さんに、なんか策はあるんだろうか…。



別れるなんて…俺は絶対ムリだな。



雪乃さんもあんなに龍蔵さんが好きっぽかったのに…。



「ダメージデカいなぁ~…。アゲハに添い寝してもらおうかな~」

「やめてください、気持ち悪い」

「もう寝るんだ、俺…。2号は琴音と頑張れよぉ~…」



俺は絶対手放したりしたくない。



龍蔵さんが眠ったのを確認して部屋に戻った。



気持ちよさそうに寝息をたててる琴音…。



絶対離す気はありませんよ、お嬢様…。