野獣な執事とワンコお嬢様

いつもならここでヒョウの雷が落ちる。



だけど今日は違っていた。



「別にいいし。俺が出す」

「お、おうちに帰ったら返すから!!」

「体で?」

「んなぁっ!?」

「今日俺の部屋な~」



ヒョウ、楽しそう…。



あたし、食べられちゃう…。



「まさかお前らって一緒に住んでんの?」

「ヒョウくんって琴音ちゃんちの執事じゃん。四六時中一緒だよね?」

「執…事…?」



せ、センちゃん…。



それは極秘事項なのですが…。



口止めしてなかったぁぁぁ!!



「ヒョウ!!センちゃん悪気はないからっ!!」

「まさか言っちゃダメだったの!?」

「なんて言うか…」

「ごめん!!ヒョウくんっ!!」



ひきつった笑みを浮かべるヒョウだけど、さほど怒ってはいないらしい。



すると、理時くん改め、りっくんがとんでもないことを言い出した。



「有栖川家…超行きたいんですけど!!」



いやいやいや、それはヒョウが許さないでしょ!!