野獣な執事とワンコお嬢様

こんな短期間で遊ぶような友達ができたのか…。



なかなかやるね、アゲハ。



「無駄口叩いてんじゃねぇよ、クソガキ」

「フられたからって八つ当たりすんな…」

「フられてねぇよ。埋めんぞテメェ」

「ごめんなさいっ…」



あのアゲハが本気で怯えてるっ!!



タマキさんって本当にすごいなぁ…。



「彼女とうまくいってないの?」

「いってねぇよ。文句あんのか?」

「理由は?」

「龍蔵の用事あって、この前記念日のデートすっぽかしてから普通に会いに行ったらキレてた」



それはどう考えてもお兄ちゃんが悪い気が…。



どうせしょうもない用事だろうし…。



「お兄ちゃんはプレゼントで雪乃さんのご機嫌とってたよ」

「そんなに単純じゃねぇんだよ。モノに釣られる女じゃねぇの」

「会ってみたいなぁ、タマキさんの彼女」

「普通のOLだっての」



どんな出会いで好きになったんだろ。



あたしは物心つく前にヒョウと知り合ってたからなぁ~。