結局食べた朝ご飯。



学校に行かなきゃ…。



「青柳は着替えないの?」

「自分のことはお嬢様を見送ってからしますので、大丈夫ですよ」

「間に合うの?」

「はい、大丈夫です」

「じゃ、知らない人のフリしてね」

「かしこまりました、お嬢様」



ヒョウがわからない…。



家を先に出て、車で学校へ。



ヒョウ、絶対遅刻するよね?



そう思ったけど、あたしとヒョウは学校では他人なので。



我関せずでいようと心に決めてる。



なのに…。



「今日から同じクラスになる、青柳 豹くんです。日本の学生生活は初めてなので、親切にしてあげてください」



お、同じクラス…。



しかも、髪型が違う…。



家でのヒョウは、比較的ナチュラル。



今のヒョウは、結構攻撃的というか…。



悪いオーラ出まくりなんですけど…。



「青柳 豹です。よろしく」

「カッコイイね、青柳くん。イケメンってヤツだね~。先生、羨ましいよ」

「そんなことより、俺の席どこ?」

「あっ、そこの後ろっ!!です…」



担任弱っ!!