野獣な執事とワンコお嬢様

案の定、アゲハからメールがきたのが3時間目が終わった時。



『琴音の昼寝が無防備すぎてほっとけないんだけど。授業にでれないよ~…』



どうやら、校舎の陰で寝てるらしい。



朝が早かったから眠かったんだろうけど。



昼寝なんて、随分余裕じゃねぇか。



『琴音叩き起こして屋敷まで送れ。それか、授業出るように言え』



そのメールに、しばらくしてから返事が来た。



『送る。家から出ないように言っとく。タマキもいるから安心だろうけどね』



使えるな、アイツ。



アゲハが便利で、ちょっと気を抜ける気がした。



俺の護衛は終わりってことか。



その日は琴音もいないため、散々女に騒がれてから帰宅。



着替えて向かった琴音の部屋。



ベッドにうずくまるように寝ている琴音は、まだ制服を着ていた。



「お嬢様、着替えてから寝てください」

「んっ…はぁ…」

「お嬢様?」



なんだよ…。


何で熱出してんだよ…。