野獣な執事とワンコお嬢様

動けないくらい食べたあたしは、デザートのメロンも食べられないくらい。



お腹がパンパンのまま、ヒョウに手を引かれて学校へ向かう。



「そんなに怒んなくても…」

「あ?」

「ごめんなさい…」

「怒ってねぇだろ」

「えっ、怒ってるよね…?」

「キレてるだけ」



どうしたら機嫌が治るんだろう…。



わからなすぎて泣きそうだ…。



「機嫌…治してよぉ…」

「ムリ」

「どうすればいい?」

「うるせぇ。飼い主の言うことも聞けねぇダメ犬が」

「うぅぅぅ~…」

「泣けばいいのか。俺の気持ちなんか考えてねぇくせに」

「そんなにっ…怒らなくてもいいじゃん…ヒョウのバカっ!!もう知らないっ!!」



手を振り払い、走って逃げた。



ヒョウに捕まりたくなくて、やってきた学校の校舎の陰。



あんなに怒らなくたっていいのに!!



寝ちゃっただけなのに…。



涙が溢れて止まらなくて。



しばらくそのまま泣き続けるしかなかった。