野獣な執事とワンコお嬢様

あまりのショックに頭が真っ白…。



付き合う前からあたしの下着を…。



「いやぁぁぁぁ~!!」



飛び出した洗濯室。



ドンッと誰かにぶつかり、顔を上げると不機嫌そうな顔のタマキさん。



「いてぇよ、豆粒…」

「ご、ごめんなさい…」

「チッ…」



な、なんで機嫌がこんなに悪いんだろう…。



仮にもあたしの方が立場が上なのに…。



自分の部屋に戻って行ったタマキさんに何も言えなかった。



「タマキさん、帰ってらしたんですね」

「なっ!?ヒョウっ!!洗濯は!?」

「洗濯は洗濯機の仕事ですので」

「バカっ!!最低っ!!ヒョウなんて信じらんないっ!!」



そう言ったあたしに、顔色ひとつ変えないヒョウは、すごい力であたしを壁に押しつけた。



なんだか怖くて逃げられない…。



「青柳だって…何度も言ってますよ、お嬢様…」

「ち、近い…」

「学習能力のない、アホですか」

「ちょっと…タイムっ!!」

「下着くらいで何を慌ててらっしゃいます。昨晩早々に寝やがったヤツが」



お、怒ってるんじゃないですか…。