野獣な執事とワンコお嬢様

食わないから体力もない。



実際、俺が琴音の執事になってから体調を悪くしたのは1回なわけだし。



寝込まれたら楽しくねぇから。



「昔はよく熱出してたっけな」

「覚えてるの!?」

「覚えてる。少し派手に遊んだ日は必ず夜に熱出して、次の日は遊べないのがお約束」

「丈夫になったでしょ?」



誰のおかげだよ…。



得意げな顔をする琴音にお仕置き。



「ヒョウっ…学校だよぉ…」

「うっせぇよ。キスしてる時はしゃべんなって教えたはずだけど」

「ごめんなさい…」



逃げられないように、琴音の体に腕をまわしてキスしまくって。



全然足りねぇし。



なんだか余計モヤモヤしてきた…。



体を離すとこの顔。



トロ~ンとして、溶けそうで。



俺には『もっと』って見えるんだけど。



「今日、俺の部屋で寝るか?」

「いいの?」

「琴音のこと、泣かせるかもな」

「どうして?」

「お前に痛いことがしたい」



そう言ったら、真っ赤になった。