野獣な執事とワンコお嬢様

学校に入れば注目を浴びる。



手を繋いでいる琴音は恥ずかしそうに俯いていて。



「悪いことしてるわけじゃねぇのに、なんで堂々とできねぇんだ」

「だって…」

「散々イジメられてんのに、今よりひどくなんのか?」

「なるかもしれないじゃん…」

「なら別れてやる」

「ヤダっ!!」

「だったらそんな顔してんじゃねぇよ。俺が選んだのはお前」



その言葉で満足したのか、笑顔になった琴音は俺の手をギュッと握り返した。



もう…どうしよう…。



俺、お前をどうにかしたい…。



めちゃくちゃムラムラする…。



マジでムカつく!!



琴音のくせに、俺をこんなに弄びやがって。



「集会サボるぞ」

「なんで?」

「お前は気にしなくていい。ただ俺にしたがっときゃあ悪いようにはしねぇよ」



そんな何の根拠もない言葉でも、琴音は笑顔でうなずく。



バカだよな、マジで。



まぁ、俺をそこまで信用しきってる琴音がカワイイわけだけど。