野獣な執事とワンコお嬢様

琴音がシャワーから戻るころ、部屋で待つと、髪を拭きながら戻ってきた。



「ちゃんと乾かさないと、風邪をひきます」

「長いから面倒なんだもん」

「ドレッサーの前にお座りください」

「いいよっ!!自分でできるしっ…」

「わたくしの仕事を取らないでいただきたいのですが?」

「それ言われちゃなにも言えなくなるじゃん…」



渋々ドレッサーの前に座った琴音の髪を丁寧に乾かした。



細くて、サラサラのストレート。



欲情するんだけど。



「もうよろしいですよ」

「ありがとう…」

「お顔が赤いですが、もしかしてシャワーが熱すぎましたか?」

「そ、そうっ!!あっ、宿題の続きやんなきゃ!!」



慌てて立ち上がり、机に座った。



ピュアなヤツ…。



「お飲物です」

「えっ!?わざわざ作ってもらったの?」

「いえ、わたくしが」

「おいしそ~…」



ひとくち飲んだら満面の笑み。



カワイイぞ、クソ…。